匠の技

手に馴染む道具を追求したモノづくり

皮スキ、地ベラやパテベラ、撫でブラシなどの北野刃物が作る製品は、職人さんが手に持ったとき、これまで長く使ってきた道具として「馴染む」というお声をいただきます。そして、わたしたちもそういう思いをこめて作っています。
北野刃物は道具をお使いいただく職人さんの声に耳をかたむけ、どんな形が使いやすいか、どのようにすればもっと良くなるのかを常に研究しています。

使いやすさを追求したモノづくり

北野刃物の社長は、ときどき職人さんが働く現場にあらわれます。そこで、職人さんに話しを聞いたり、どのように道具が使われているのかを自分の目で確かめます。
そして、確認した課題を持ち帰ってきます。ですから、ときどき工場で働くわれわれ「職人」とぶつかることがあります。それは、お互い「良いもの」を作ろうとする気持ちのぶつかりあいです。
「アイデアをだせば必ず出来るはず。」北野刃物の製品は、絶対に諦めないこだわりが、一つひとつの製品に込められています。

手作りにこだわるモノづくり

北野刃物の製品は、日本の工場でも中国の工場でも「手作り」にこだわっています。「手作り」といっても、機械を使って製造していますから100%「手作り」ではありません。
北野刃物は、機械を使っていても「こだわり」を無くしてはいません。製品の細部に対するミリ単位のこだわりは、北野刃物の「職人」が産み出しています。それは、大量生産では産み出せない「手作り」だから出来ることだと誇りに思っています。

社内で一貫したモノづくり

北野刃物の製品は、ほとんど社内で製造されます。なぜなら、北野刃物が作る製品は、責任をもって職人さんの手に届けたいと考えているからです。
もちろん、すべてのものが社内で完結させられませんから、協力会社さんにお願いしているところもありますが、最後はわたしたちが自分の目で見てチェックをしてから職人さんの手に届くようにしています。

仕上げまでこだわったモノづくり

北野刃物は、取手のシルクスクリーンの印刷から、刃の表面の仕上げ、ネジ打ちなど製品の仕上がりまでこだわっています。
ここだけの話しですが、シルクスクリーンの印刷なんか、最初は素人だったのですよ(笑。ところが、いつのまにか印刷もプロの腕前になりました。
最後の仕上げが終り、製品を発送するまでプロとして徹底したモノづくりにこだわります。

開発力と創造力で使いやすい道具を追求する

北野刃物の社長のアイデアには、本当に驚かされてばかりです。ですから、いつのまにか実用新案が増えています。
おまけに社長は、職人さんに「出来ません。」とは言いません。「ここ、こうしたらできるんちゃいます。」といってアイデアを出して帰ってきます。
何度も試行錯誤して、ときには何年もかかる場合だってあります。それでも諦めません。こっちが根負けして「わかりました。やってみます。」といいます。でも、それが出来た時の社長のあの笑顔は特別です。こっちが嬉しくなってしまいます。
きっと、社長も同じで、職人さんのあの笑顔を見たいと、いつも思っているのでしょうね。職人さんに、「ありがとう」って言われたとき、「ああ、作って良かった。」そう思うんですわ。

こだわりのモノづくりを支えるスタッフ

源邑光北野刃物製作所のスッタフです。ここにいる職人全員が源邑光北野刃物製作所の伝統と技を守っています。
わたしたちは製品を製造するうえで一番こだわっていることがりあります。それは、使われる職人さんに道具を永く使ってもらうこと。そして、使っていただくことで仕事の効率があがること。3つめは笑顔になってもらうこと。
だから、製品を「作る」と考えるのではなく、製品を「創る」と考えています。源邑光北野刃物製作所のスタッフはすべての製品一つひとつにこだわっています。